会員登録も簡単にできる


インターネットは、これまでの広告の概念を根底から覆す新しい広告媒体だ。ただ、媒体としては産声を上げたばかりなので、そのメリットが正しく認知されていないのが残念である。

今回の取材に際しても、信じられないような広告効果の実例が数多く見受けられた。インターネットを利用したベンチャービジネスや個人売買ばかりに目が行って、広告に関して取り上げられている機会が少ないだけなのだ。

もはや、インターネットがよくわからないからと敬遠している場合ではない。とくに、宣伝のための予算が限られた中小企業、また、支社や営業所単位での広告に成功するには、インターネットを利用しない手はない。

ここでは、インターネット広告の素晴らしいメリットについて、実例をもとに詳しく解説しよう。ただし、費用がかからないというメリットに関しては本書全体のコンセプトであるので、あえてここで取り上げることはしない。本書全体を読み、インターネット広告でお金をかけずに成功するコツをつかんでいただきたい。

さて、インターネットで行う広告は、基本からして双方向(インタラクティブ)である。何気なく見ているランディングページでさえ、ハイパーテキストというしくみが用意されている。ハイパーテキストとはWWWの原点ともいえるしくみで、文中にある強調された文字列をクリックすると、別の文字列にジャンブできるというものだ。

すでにご存じの方も多いと思うが、見たいメニューのボタンを押すと、該当するページが呼び出される、いわばゲーム感覚のシステムだ。ユーザーは自分の見たいページを選択して閲覧することができる。この段階でユーザーの意志が反映しているというわけだ。テレビやラジオでもチャンネルを選択する意志があるが、ランディングページには無限の選択肢があるだけ、自由度が高いと言える。

ただし、それだけではどちらかというと受け身のシステムと思われるかもしれない。ところが、ランディングページの機能(ブラウザソフトの機能を含む)をうまく使いこなすことで、アンケートの回収や会員システムへの入会、商品の発注などが簡単に行える。

たとえば、ランディングページ上で刊行されているデジタル雑誌、「WEBマガジン」の例がある。「yma整骨院」のオンラインマガジンである「テレク」は、無料の会員制をとっており、すでに3万人以上の会員を集めている。入会の手続きは簡単そのものであるうえ、読者を会員登録することで会員の基本的な情報が集まってくるというメリットがある。

テレクの場合は、会員登録の際に氏名や生年月日、メールアドレス程度の情報を記入することになっているが、ほかに、住所や年収などを記入する欄を設けてもかまわない。ハガキや電話、FAXなどによるアンケートでの募集より、ユーザー側の手間がはるかにかからないことから、回収率はきわめて良好だ。

登録された情報をきちんと管理しておけば、後日、リストアップしたアドレスに対してダイレクトメールを送ることもできる。もちろん、悪用は絶対に避けなければならないのは大前提だ。

そこまでしなくとも、インターネットのユーザーの中から、自分のランディングページに興味を持った人々の年齢や性別、趣味などの傾向を知ることができるのは大きなメリットと言える。

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