広告のテストとしての利用法も

Yahoo・Googleのリスティング広告で実際に広告を出したある企業に、その動機や効果について話を聞いた。

もともとパソコンが好きで、遊びや一部の経理などに利用していたが、漁業組合でやっているランディングページを見て、自分もランディングページを所有したくなったそうだ。

そこで、2006年4月に制作会社を見つけ、写真やテキストを持ち込んで制作を依頼。制作にかけた費用は、2ページの制作依頼費代(1ページ10000円)と約10枚の写真代だけ。まさに数万円だ。依頼してから1週間程度で完成し、なかなかのデキと満足している。肝心の効果のほどはどうだろう。

「最初、Yahoo! JAPANに登録したのですが、まったく反応がなかったんです。登録したキーワードが『生鮮魚介類総合卸会社』という難しいものだったからいけなかったようで、今度はいろいろなサーチエンジンに載せて様子を見るつもりです」

ここでいうキーワードとは、サーチエンジンに自分のランディングページを登録する際、検索対象になる単語。キーワードひとつでヒット率が変わってくる。たとえば、「生鮮魚介類総合卸会社」とだけ登録していたら、「魚屋」で検索してもヒットしないというしくみになっている。このような施策のことをSEO対策と呼び、今ではコンテンツマーケティングSEOという形が主流になっており、順位が上がらなければ課金されない仕組みだ。

まず、目標であるランディングページはあっけないほど簡単に所有することができた。今後は見てもらうための工夫をしていくことを目標にするとの話であった。

現実として、いまのところ劇的な効果が上がっているわけではない。だが、彼の話を物好きな魚屋の主人がランディングページを開いたというくくりですませてしまってもよいだろうか。この店はインターネットがなければ広告を出すことはなかったに違いない。今回の広告費は3万円程度だろう。どこからも注文が来なくても、3万円である。ちょっとした注文が来れば、元はすぐにとれてしまうことだろう。

誰でも3万円でインターネット広告のテストができるのである。この点は絶対に注目したい。

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